みなさん、こんにちは塾長です。
大学受験に向けて勉強をしていく中で必ず使用するのが「赤本」ですよね。
各科目様々な参考書があるので各々自分に合ったものを使用していくかと思います。しかし、過去問の赤本(黒本、青本含む)に関してはほぼ全員の人が使用します。
では、赤本をどのように、いつごろから解いていけば良いのでしょうか?
このページでは、赤本を
・何年分解けば良いのか。
・いつ頃から解き始めるのが良いのか。
・どうやって活用すると良いのか。
解説していきます。
赤本をまだ買っていない人、これから購入しようとしている人、先々のことを考えておきたい人向けの内容になっています。
過去問を解く目的
過去問の使い方や活用法を解説する前に、改めて過去問を解く目的ついて再確認しておきましょう。
過去問を解く目的としては、
・傾向を知ることができる
・自分の実力を試すことができる
・自分の課題を知ることができる
・時間配分を知ることができる
大きくこの4つになります。
解くことによって様々な情報を得ることができます。また、それを元に次の勉強につなげて伊集必要がありますし、過去問は自分の実力や合格するかどうか判断する非常に貴重なものです。
ですので、なんとなく過去問を解く、というのはやめるようにしましょう。
必ず目的意識を持って解くことが大切です。
何年分解けば良い?
「何年分解けば良いのか」これはうちの塾の生徒や保護者の方からもよく聞かれる質問です。
結論からお伝えすると
最低でも5年分は解くこと!
5年分は解かないと傾向や時間配分を把握しきるのは難しいかと思います。
できるなら10年、15年、20年分と解きましょう。
第一志望に関しては10年分は解いておくのが望ましいです。
市販されている赤本に関しては大体のものが3~4年分しか載っていないので、古いものは古本屋、Amazon、学校、塾、先輩、メルカリなどで集めることをお勧めします。高校の資料室などに行くと赤本が置いてあったりします。
あとは東進の「過去問データベース」などから過去問を集めるの良いですね。
何月頃から解き始めれば良い?
もう一つ、よくある質問として、
「赤本はいつから解けば良いですか?」
「今、このタイミングで解いても大丈夫ですか?」
といったことを聞かれることが多々あります。
これに関しては、人によって勉強の進み具合が違うので個々に合わせて、となりますが、
本格的にやり始めるべきは、
高3の夏明け以降(9月頃から)
と塾の生徒に伝えています。
先ほどお伝えした通り、過去問は非常に貴重なものです。ですので、無駄にはしたくありません。しっかりと実力ができてから、解き始めるのが望ましいです。
仮に5月頃に部活が終わって、本格的に受験勉強をやり始めた生徒だとすると8月頃までは基礎的な内容をやるので精一杯なはずです。それを考えるとあまり早い段階で過去問を解いてもあまり意味のないものなってしまいます。
ですので、みっちり夏休みに勉強をして、基礎を固め、応用問題もある程度解いた段階で赤本(過去問)解くのが良いです。
※基礎学力がついている子
もしも、コツコツ勉強をしていて、基礎学力が身についているのであれば2年生の終わりぐらいか、3年生の夏前から解いていっても問題ありません。
これは受験に向けて、モチベーションを上げていくためです。
・2年生の終わりにやる→よし、これから受験生として3年生頑張るぞ!
・3年生夏前にやる→よし、この夏しっかり勉強するために気合入れていくぞ!
という風になれます。
半分冗談ですが、半分本気です。(笑)
過去問を解く結構、モチベーションが上がってくるかと思います。ぜひ、うまいタイミングで利用することで自分のモチベーションコントロールにもつなげましょう。
どうやって解いたら良い?
Q.古いものから or 新しいものから どっちから解くべき?
賛否両論ありますが、私は古いものから解いていった方が良いと思います。
古いものから解いておくことによって、本当に受験が近くなって自分の実力がついてきたときに最新の傾向の問題を解くことができるからです。
ただし、最新の過去問を受験直前まで全く見ないのはおすすめしません。勉強をする段階で試験に対するイメージはつけておきたいので、高校3年生の春や夏の段階で最新の過去問を軽く見ておくと良いですね。
しっかりと時間を測って解く
私の塾でも
[chat face="man1" name="" align="left" style="type1"]過去問解いたけど、時間計らないでのんびり、とりあえず半分解いてみた~[/chat]
なんていう子もいますが、これはダメです!
過去問を解くときには必ず時間を計るようにしましょう。時間を計らないままグダグダやっているだけではいつまでたってもスピードは上がりませんし、緊張感がありません。
せっかくの過去問なので必ず時間を計って、時間配分を意識するようにしましょう。
もしも、時間がなくて全てをいっぺんに解くことができないのであれば、大問ごとに何分で解くのかを決めて、問題を解くようにしましょう!
時間内に解くことができなければ、「自分の解くスピードが遅い」ということをしっかりと認識しましょう。そこから目を背けてはいけません。
また、過去問を解く際には5分早く解くように意識して解くようにしましょう。
そうすることによって、本番で予想外のことが起きたり、緊張したりしたとしても、余裕をもって試験に臨むことができます。
解いたあとは・・??
模試や過去問は解きっぱなしにしてはいけません。むしろ過去問を解いた時よりもこちらにしっかりと時間をかけましょう!とにかく入念に!
間違えた問題に関しては、自分自身の中で「なぜその答えになるのか納得いくまで」解説を読んで間違い直しをしましょう。
また別の方法として、間違えた問題はノート等に残しておくのも良いかと思います。そうすることによって、後日改めて間違えた問題だけを解きなおすことができます。
また、マークの問題であれば、問題分析をするようにしましょう。勘で選んで正解したものの、たまたま合っていた、では自分の成長につながりません。ですのでマークの場合には、以下の4つに問題を分類してみましょう。
①解けた、自信あり
②解けた、自信なし
③解けなかった、自信あり
④解けなかった、自信なし
問題番号の横にこれを書いてみて、特に②~④を繰り返し復習するようにしましょう。
・しっかり点数を出すこと
解いて解きっぱなしにしたり、丸付けをしたものの、点数を出さない子がたまにいます。現状の自分の力でどれぐらい点数が取れるのかは知っておきましょう。
ですので、必ず丸付け後に点数を出すようにしましょう。
・自分で改めて解きなおす
→付箋を付けておく
数学等であれば解き方を即座に頭に浮かべられるかどうか、答えだけ思い出せる×
再度、試験として解きなおす場合にはもちろんすべて外してくださいね
まとめ
以上が赤本の解き方や活用法でした。
過去問は本当に貴重なものなので一回一回大切にしましょう。
必ず意識してほしいこととしては、
・時間を計る
・点数を出す
・解きなおしをする
→解きなおしに時間をかける
以上の3点です。
過去問をうまく利用して、合格に向けて頑張りましょう!